カン・ジュンサン  〜 一番空に近い屋上で  〜









校舎で一番空に近い場所


誰にもじゃまされず、一人になれるところ


僕はこの屋上がとても気に入っていた





僕はすねているだけなのだろうか....


僕はちっぽけな人間なのだろうか....


僕は...こんなところまで来て
間違っていなかっただろうか....





そんなことを気難しく考えては、


考えても仕方がないさ.....


僕がここにいるのは、


僕の今日までの運命に
ちょっと僕が抵抗しているだけ


想像力と好奇心、そう言いながら、
ちょっと僕が抵抗しているだけ





どうせ、通り過ぎていく日々なのだから....


どうせ、ここにはとどまらない僕なのだから...


想像力と好奇心、そう言いながら、
ちょっとここで楽しめばいいさ





校舎で一番空に近い場所で
そんなことを考えていた



想像力と好奇心、最後にここで楽しめばいいさ
気のすむように....







” そんなところで何をすねているの? ”




僕のことを何も知りもしないくせに、
突然、問いかけてくる声。


その問いかけの声の主の怒っている顔が
思い浮かんだけれど


僕は不思議と腹もたたず、


それどころかその一方的な言葉にも心が踊り...


ここでは、楽しいことなんてあるはずないさ....


楽しいことなんて期待していなかった....
僕だったけど


ひょっとしたら.....
もしかしたら......


ここにいたら
何か楽しいことがおこるかもしれない


そんなかすかな予感を感じて....


僕は 思わず





フッ と笑った...

















Photo

cafe.daum.net ・baesaamo.com ・ winlovesong.com

music

イ.ジフン

今日だけは






孤独な心をかかえたチュンサンが一番落ち着ける場所だった屋上、

そこでチュンサンは、晩秋の陽射しを独り占めして何を考えていたのでしょうね。

ほんとうは、誰よりも愛で心を通わせる日々を求めていたはずのチュンサン、

あの日、屋上でチュンサンが見せた微笑

それは、かすかなかすかな、幸せの予感だったのでしょうか?

大好きな あの日のチュンサン、屋上よりお連れしました。




この作品を作るときは、18歳の カン・ジュンサンにいちばんぴったりだと思っている曲、
my memory piano&violin version を聞きながら作りましたが、
ここでは、ユジンとの出会いでかすかな幸せの予感を感じ始めたチュンサンの心のような、青空が似合いそうなこの曲にかさねてみました