Music


4th Album 『街路樹』より

街路樹


Flash の文は、Guitar Book を引用、アレンジしました









〜  街路樹  〜




今回のFlashの photo は、

1985年11月28日、10代最後の日に発売になった、

3rd Album 『壊れた扉から』のために撮影したphotoと、

1988年9月12日に行われた、復活後、最初のLive のphoto です。



サングラスの一連photo、

もう20年前のphoto だけに、サングラスは少し大きめ、昔風ですが、

同感のヨンジュンさんに出会ったときから、

ずっと私の心の中で、このときの尾崎くんのphotoとが重なっていました。



Live のphotoとは、2年以上の隔たりがありますが

このときの尾崎くんの中には、

すでに、『街路樹』を作ろうとしたときと同じ、

自分の信じる自由と愛と、自分をとりまく体制とのギャップを感じ始めていた心の影を感じずにはいられず、

ふたつのシーンをひとつの Flash にしてみました。









〜 OZAKI WORDS 〜



人間って一人で生きていけないし、自分の願いとか信念とかが、自分とつながっている、
自分の枝葉の中でも通じ合っている人たちには栄養分だったりとか、
触発するものだったりとか、そういった関係にいながら、分かち合って生きたい、
そういう気がしますね。



人は、他者の目の中に映る自分の中に、自由や愛や夢を見出す。
互いに見出しながら人と人とがいる。
僕の根底にあるものは、誰かに支えられているという愛情だ、というのをすごく強く感じるんです。
逆にそれを僕も誰か与えられるような人間になりたい、という願望がすごくあるんですよ。








私にとっては、その個性は全然違っても、ヨンジュンさんの持つ『何か』とどこか、重なる尾崎豊、

このような言葉をきくと、その『何か』に一歩、近づいた気がします。

ヨンジュンさんは、今、静かに冷静に、

自分の信じる道を歩もうとしている。

そして尾崎くんは、この頃、あまりに激しく、

性急に自分の信じる道を求めすぎていたのかもしれない。



この復活コンサートとはいえ、ツアーではなく、1度きりの Live のあと、

尾崎豊は再び、沈黙の時期を迎える。



本当の、自由とは何か....

愛と信頼はどこにあるのか...

別々の答えが同じに見えただけなのだろうか...

分かり合いたいのに 分かり合えない




この『街路樹』の中でも、大きな迷いの中で答えを探し求めている 尾崎豊を感じずにはいられない...










踏み潰された空缶の前で 立ちつくしていた

僕は4時間も地下鉄の 風に吹き上げられていた

昨夜見た夢の 続きを見ていた

甘えるのがへたな 優しさに似た Rock'n Roll

誰ひとり 抱きしめられずに歌ってる



Oh... 答えておくれよ これは愛なのか

Oh... 運命のいたずらと泣けるかな

別々の答えが 同じに見えただけ

Oh... 過ちも正しさも 裁かれる



足音にふりそそぐ心もよう

つかまえて 街路樹たちの歌を

最後まで愛ささやいている

壁の上 二人影ならべて



随分二人の仲も 知れた頃だった

おまえはドアを蹴り上げて 毎日と尋ねた

考えちゃだめさ 答えてごらんよ

街角の紙くずの上 Yes と No を重ねた

積まれたタイヤの上で 夢中になった



Oh... 聞こえているなら 答えておくれ

Oh... その意味は激しく降り続く

心偽れずに 思い出すことさえも

やがて僕の心を 洗うだろう



足音に降りそそぐ心もよう

つかまえて 街路樹たちの歌を

見えるだろ 降りそそぐ雨たちは

ずぶ濡れで 夢抱きしめている君さ



足音に降りそそぐ心もよう

つかまえて 街路樹たちの歌を

最後まで愛ささやいている

壁の上 二人影ならべて.........